2015年11月27日金曜日

下津井 吹上美術館 へうげもの「備中國足守大茶湯」


倉敷市児島下津井に出来た吹上美術館

3連休の最終日、23日にやっと伺うことが出来ました
国吉康雄の作品模写・研究展示・三日間のみの特別展です

実際に描いてみることで分かることがあります
得たものをいかに共有していくか

若い方々が熱意を持って運営しています


古く栄えた港の名残 並ぶ倉・問屋町
レトロな町並み・・・・カメラを向けたくなりますね

こうして画像に収め、紹介しようと思ったおり、
崩れ落ちた壁もさることながら
映り込む看板、ポスターといったものがあるがゆえに躊躇しました・・・・

崩れた壁は、絵を描く場合ならひとつの味ということも出来ます
またポスター、看板は描かないという選択もあります

しかし、実際の景観に関する気持ちが慣れっこになり、
朽ち壊れてしまっては、ある種の資源を失ってしまうことにもなります
ただし資源かどうかも人によるというのが正直な所・・・・

景観を活かした町興しを構想するといったおりには、当然考慮したいことがらのように思いますが、これら自分たちが住む、生活する街をどのようにしたいかといったそれぞれの思いに繋がる話は、一筋縄ではいかないことも事実ですね


港の姿も時が過ぎ、橋ができた事によってかわりました
瀬戸大橋も1988年の完成から約28年

人口が減っていく未来
大量生産・大量消費といったモデルを続け、それによって得られるような豊かさを誰もが享受することが難しいことは、すでに多くのひとの知ったところになってきたように思います。

新たな「幸せの形」といったようなものの提案 (大勢での)ビジョンの共有が必要なのかもわかりません。

日本の総人口、かつて江戸時代(亨保)から明治維新の頃は安定していて約3000万人、それから第二次大戦の終戦時(1945年頃)には約7000万人、2004年がピークで約1億3000万人とか。日本の高度成長期の豊かさは、爆発的なこの人口増加による経済拡大(人口ボーナスと云うそうな・・・)の結果だったのだとか、そして人口減少社会では、多くが貧しくなる、もしくは二極化がより極端に進むのだとか・・・

働き方、稼ぎ方、生き方
豊かさの捉え方

地方移住は、なんといっても「経済問題」、いかにして稼ぐことが出来るか
安心して生活・働くことが出来る場所、仕事を確保できるか・・

その土地、地域なりの何かを見つけ出す必要がありそうです


429号線の帰り道、意外と早く足守までたどり着きました
ぎりぎりセーフ!!

案内をいただいていた
<<『へうげもの』&激陶者集団へうげ十作、岡山初上陸! 秀吉夫人・北政所ゆかりの地で《備中國足守大茶湯》開催!>>
へと立ち寄ることが出来ました

見知った方々何人にも実際にお目にかかり
また見知った方々何人もの作品を拝見出来ました


近水園(おみずえん)の紅葉もそろそろ終わり
<<藩主木下家の庭園・岡山県指定名勝 小堀遠州流をくむ・岡山の後楽園、津山の聚楽園と並ぶ大名庭園>>

なかなかの風情です
池の先、あちらの山裾には緒方洪庵の生地・石碑が有りましたっけ


この建物、門は、木下利玄(としはる)の生家


足守川河川敷よりこの近水園の借景の山を見る
枝だけを残す木々の中、ひときわ鮮やかな銀杏の樹


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