2011年8月6日土曜日

行く夏

ふと気づけば一本の山桜の葉が色づき始めていました。
今を盛りと緑濃い山中で気が早いと言えばいかにも早い木です。

ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、ウィアーイー、ウィアーイー、イー
ジリジリジリ、
ジーッ、ジーッ、ジーッ
ギッ、ギッ、ギッ、ギッギッギッ
ミーッン
グーイッ、グーイッ

朝には何匹かの蝉を道路や窓の下に見つけます。


今年試した流水の描法。
大きなストローク、長いストロークの筆の痕跡。
紅白梅図のあの流水が何故ああなのか?

雪解け水の激しい流れをモチーフにしているのではないか?
だからこその早春、紅白梅との取り合わせ。

古い美術全集にはそんな解説がありました。

勝手に色々な季節の花やモノなどを組み合わせて描いてみようと思っていた小品。
そんな解説を読んでしまうと、やはり早春の花、流れに立ち向かう様なあの枝、梅の他に描くのは何?って事になりました。

梅を描く事にしました。

さて、他の光琳文様、波他、、、さて個展の開催まであと一週間とちょっとになりました。

2 件のコメント:

青馬窯 MZ さんのコメント...

梅になったのですねー!素敵です。キキョウのブルーが鮮やかで美しいです。実はキキョウは1輪か2輪描かれるのかと勝手に想像してたのですが、こちらのようにたくさん描かれると、明るいですね。実物拝見できますのを楽しみにしています。今年の夏風邪、きつかったです。会期までくれぐれもご無理なさらないようになさってください。

moriyama さんのコメント...

青馬窯 MZ様 コメントをありがとうございました。
しかし、今日は暑かったですね。頭がボーッとして仕事が進まない一日でした。
会期が近いのはお互い様。くれぐれもお体ご自愛の程。!!