2010年8月24日火曜日

出会い

新聞を見ていてとある記事が眼にとまりました。

たしかに新聞を購読していなくとも、インターネットが利用できる環境にあれば、誰もがこの内容の記事を参照する事が可能である事は理解できます。
しかし、私自身のことを考えると、おそらく自分からは積極的に検索はしないであろうジャンル、その記事との出会いは、新聞というクラシックな紙のメディアを「ただめくりながめる」という日常の習慣から得られた事、出会いの様に思うのです。
こういったことは、週刊誌、雑誌でもあります。目的の部分を読み終えた後、ただ眺めているときに「出会ってしまう」こともあるのです。

ネットでも「ただめくりながめる」という感覚に近い感じを得る場合もありますが、それは「ある種のテーマについて探す過程で」というような但し書きがついた場合がすくなくとも私の場合は多いように思います。古くは、ネットワーフィンなんて言葉がありましたが、検索機能が便利になり、ネットの利用が一般化するにつれ、情報への最短距離がどうしても優先され、またそれが当たり前になったように思うのです。

iPadでの電子出版。
物理的な紙の上での新聞、雑誌のような古いメディアスタイル。
アプリとしての流通、編集の行われたパッケージメディアとしての流通に期待がかかっているとか。

何が重要で、何が面白いか。
確かに決めるのは自分自身かも分かりませんが、個人サイトのやり方とも違う、また専門サイトとも違う、それでいて見せ方、興味の惹き付け方も違う「出会ってしまう」作り。

直線での情報アクセスだけではなく「出会い」をどう生み出せるか。



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