2009年3月3日火曜日

思い出

明け方から降り始めた雪は、重い春の雪。
起きた時には10センチ近く積もっていたけれど、日中にはかなりの部分が溶けました。

瀬戸内海のすぐ側で生まれ、高校までを過ごしました。

小学生の頃、降り始めた雪にあわてて山から来ている友人たちが学校で集められ、集団下校したことを覚えています。
降り積もると家に帰れなくなるためでした。

雪が降れば学校で雪合戦。

福南山という峠が児島と倉敷を隔てる場所にあるのですが、この峠に降った雪で児島側からの車が引き返したことがあるとか聞いた事があります。

中学、高校時代を過ごすなかで、雪の印象があるのは不思議と小学校だけ。

学校、友人との思い出、両親との記憶、曾祖母や曾祖父との会話。出来事。
近所の事であったり、家の中での事であったり、はたまた何処かへ出かけてのそれぞれは、

思い出せる記憶

懐かしい記憶、思い出の記憶とは、第三者の目線でその時の自分自身を思い出せるからあるのだとだれかが書いていました。

人間の細胞は、毎日のように新陳代謝が行われ、それは脳も例外ではなく、細胞自体が何かを記憶しているわけでは無いそうです。
神経節でしたっけ?脳を構成するネットワークが繋がり、それがなんども繰り返し使われるからこそ、記憶が残るのだとか。

繰り返し、繰り返し行われる反芻。

忘れたい記憶も同じようになんどもなんども思い出す自分がいるからこそ脳の中に残るのですね。

個人的には、細胞一つ一つにも何らかの記憶があり、そのことをふとした瞬間に思い出しているのではと妄想してみたり。

覚えておきたい事がはたして覚えていられるかどうかが気になる今日この頃です。

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