甚九郎稲荷物語 秋祭り


 岡山の表町商店街を歩いていると山車が並んでいました。子供の頃、地元の祭りでだんじりを引いた記憶。こうして画像を見ながら紹介記事を書きはじめると、笛や太鼓の音、故郷・鴻八幡宮、だんじりが登る急な坂道の記憶などが綱を握る触感とともに浮かんできます。60年以上前のことなのに。

さて何故、数ある山車の中からこの甚九郎稲荷を写し取ったのかと言うと、能楽堂ホールtenjin9での舞台「甚九郎稲荷物語」にお誘いいただき、現地に向かう道すがらこの名前、文字が目に飛び込んできたからなのです。


昨日10月10日、御当地この日のためのオリジナル舞台です。出演の方々、また関係者の方々の思いを集めた舞台となっていました。まさしく放送局にある<多目的!>能楽堂ホールtenjin9という特別な場だからこそ創ることが出来た舞台です。能舞台という場に能楽は当然としても、演劇や箏、尺八、作り込んだ照明変化、そして語り部も同じ舞台にというのはtenjin9だからこそ出来た得難い舞台といえるのだと思います。もちろん関係者それぞれの垣根?を越えた協力があったからこそ出来たのです。

画像は舞台後のアフタートークの様子です。出演者の方々に岡山県立博物館副館長の内池英樹氏が加わって舞台を作り上げるまでのエピソードが語られました。


舞台中の画像・映像はもちろん撮影禁止!です。ただし、アフタートーク中は撮影OKとのことでした。描かせていただいた「鏡の松」と皆さんのコラボ?画像!(上記画像は、関係者の方からいただいたものです)ありがたい限り。舞台中、白狐の精、印象的な装束の白、そして「かぶりもの」!!でした。しかし、、、、能の演目・白狐??こんな「かぶりもの」が都合よくあったのでしょうか????




宇喜多秀家を演じられた観世流 能楽師の梅若基徳さんいわく、なんとこの日、この舞台だけのためにこのオリジナル白狐の宝冠をわざわざ制作、間に合わせたのだそうです。

豪姫・白狐の精を演じられた伶以野陽子さんの思いの詰まったリードでグイグイと導かれ!!舞台は出来上がったとのことでした。

忠義に厚く、奇跡に出会う佐久間甚九郎を演じられた後藤勝徳さん、豪姫の供人を演じられた広坂武昌さん(これまで舞台の上とは違う、いろんなところでお目にかかった方が舞台の上に!!)、楽曲・箏の山路みほさん、尺八のイオ・パヴェルさん、パヴェルさんは尺八を演奏しながら舞台を歩かれました!。語り部の遠藤寛子さんは、アナウンサーとして拝見したことがある方でした。

印象的だった照明!。能舞台で積極的に使用された照明の効果、なかなか無いことです。補色効果なども有効に使われて、実際には変わらない壁面の同じ松が、光によって様相を変えた姿は、新鮮な表現となっていました。桧板の色、天然緑青に天然群青の松と白い装束、光る金!、なんとも色のコラボが美しく感じたひとときでした。これもtenjin9という場の可能性の一つのように感じました・

ちなみに、山路さん、イオさんとは個人的にいろいろな接点を確認することになりました。近々またお目にかかれるかもしれません。梅若基徳さんの能楽についてのお話も印象に残りました。そして、再演!!を願う??関係者皆さんのお気持ち!言葉が印象的でした。

お誘いいただいた関係者Kさん、ありがとうございました。本当にお疲れ様でした!!。

日も落ち暮れなずむ天神町、どこからともなく祭囃子が聞こえていました。


吉備高原、我が家駐車場の片隅、砂利の間から出てきた秋明菊。今日は「岡山吉備高原車いすふれあいロードレース」当日、レース開始を伝える花火の音が聞こえました。気持ちの良い季節になりました。

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