緑が濃くなってきました。屏風制作


 久々にアトリエが片付いたと思ったのもつかの間、突然の仕事が入り、再びなにかと慌ただしい生活になりました。作業机の上にモノが溢れてきました。期限のあるものをまずはと取り組んでいるのですが、久々に行う作業となると勝手が違います。


小さな二曲屏風をいくつか同時進行で制作中です。小さいため本体は軽く、強度もそれほど必要とはならないでしょうから、一旦は、作業も単純化してとも思ったのですが、大学で自分が関わって作った屏風制作マニュアル(大学で書いた紀要の付録に付けました)の実地確認、復習もと記述通りに進めています。


この画像は、作業のはじめに一通りの材料を並べたものです。左中央辺りに木組みが見えると思います。その上下には、胴貼り紙(別名:スキ合わせ紙)をすでに貼ってあり「骨縛り」が終わった状態のものを並べています。今回の作業はこの骨縛りが終わった状態からのスタートです。

胴貼り紙、青紫色に見えるこの紙は、いわゆる再生紙です。昔は新聞紙が何重にも貼られていたり、それよりもっと昔は、証文などの台帳や手紙類、破棄するような版画類など和紙の再利用を行っていたようです。大変吸水性が高く、驚くほど水分を含みます。水分の影響による伸縮性がとても高く、その結果、最初、湿らせた状態で木枠に貼り付けることで、その収縮する力によってこの木組みの四角形がより強度を増す仕掛けです。

金物を使わない骨格、木の骨、竹釘、和紙、糊も含めて自然由来の材料で作業を進めます。

中段の画像はちょうど丁番を作っているところの画像です。右端上部に見られるのはデジカメです。ムービー機能を使って一連の作業を録画しながら進めています。

マニュアル記述で7ページ、骨締めの記述部、丹頂紙の重なりの記述、0.5cmとありますが、5cmが正しいです(訂正)。cmとmm単位記述、cmに統一しようとしたおりのミスのようです。

一つ一つの作業自体は屏風も小さく僅かなのですが、なにぶん水を使う仕事です。糊の乾燥にかかる時間はいかんともしがたく(ドライヤー、ミニアイロンを使って強制的に乾かす方法もあるにはあるのですが・・・)、結局乾燥待ちの時間にこうして記事アップなどをしています。

内容が「日本画ってなぁに?」に被ってしまいました^^;


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