自作デジタルアイピースでの直焦点撮影


使わなくなったwebカメラを分解して作った自作デジタルアイピース。そもそもはかなり昔、古いフィルムカメラ用望遠レンズを使ったデジスコを試そうとして作ったものです。一番最初のものはPCに特別なドライバを入れなければならなかったり、解像度も高くなく、結局、二、三回試してお蔵入りしました。

その後、コロナ禍もあってリモート対応が必要となり、web会議などに新たに購入したwebカメラを使用しました。PCとの接続も簡単で、写りもそこそこ良かったのですが、ノートPCにカメラが内蔵されるのも当たり前になり、スマホのカメラも素晴らしい画質となった今、この外付けwebカメラを使わなくなっていたのです。

使ったのは、何年も前にたしか3000円程度で購入したロジクールのモデルです。

ネットで評判の良かったこのカメラ、安価で使いがっての良いものでした。使わなくなったこれを分解すれば・・・・新しいバージョンのデジタルアイピースが作れるのではないか!。

というわけで、基盤を取り出し、古い基盤と入れ替えて作ったわけです。基盤の固定には、基盤に空いていたネジ穴を使って、取り付け用の穴を作り、スペーサーで大まかに高さ、位置合わせをして固定しました。精度ははっきり言ってありません^^;。



プラスチックの電子工作用ケースにcanonFDレンズ用のCマウントパーツを組み合わせて作っています。底面にはカメラ用ネジ穴なども装着しています。・・・で、天体望遠鏡に接続、試しに月を撮影したのが以下画像です。


思いの外、シャープに映りました。というわけで、もっとよく写るのでは・・・と、欲?も出てきたりするのですが、その後は試していません。月撮影、もっと全体を捉えるためにはレデューサー(倍率を落とす)が必要になりますね。

かなり昔、ネットでアウトレット商品として安価に購入したアクロマート80mmの屈折望遠鏡、三脚を買ったり、パーツを色々と追加して鳥を撮影したのも随分昔になりました。


大学生の頃に購入したフィルムカメラ。もちろんデジタルカメラも使ってきましたが、デジタル時代にこのレンズを使えないかと工作したのが始まりでした。webカメラも特別なドライバーが必要なくなり、また高画質になりました。素直に?市販のデジタルアイピースという選択が早いのでしょうが、工作することが楽しい!!というのもあるのです。


机の上から、約30m先のライブ映像。そこそこ写ります^^;。1月17日追記

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