パッシングした彼は?

日中はまだまだ強い日差しがありますが
高原の夜は冷え、寒いくらいになりました
この寒暖の差が高原ならではの美味しい作物を作ってくれるのだとか
葡萄もシーズンです
稲刈りの終わった田も見かけます
先日の土曜日
倉敷市立美術館から吉備高原への帰り道
足守あたりを走っていると
前方から来るクリーム色の軽ワゴン車がこちらに向かってパッシングをしたのです
えッ???
確かに対向車の運転席を見ていました
痩せた姿、ストイックな眼差し
目が合った彼、、、、、、。
すぐに思い当たる人物が出てこず、誰かと私を間違ったのかな?などと思いつつ家にかえりました。
その日は、9月5日土曜日
森本太郎展-つなぎとめるもの-奈義町現代美術館の初日です。
美術館の岸本さんより、森本氏は数日前から美術館に入り、展示をし、5日初日だけはこちらにいると聞いていたので気になっていたのでした。
土曜日で伺う事が出来ず、、、、残念と思っていたところだったのです。
「ボチいこ」のタニヨシくんはきっと行ったのではと思い、ブログを覗くとまだ更新は無く
翌6日にレポートが掲載されました。
>会場でパッと見たとき、ジャコメッティみたいに研ぎ澄まされた太郎君の体躯に、作家としての一つの老成を見た。少なくともそれは、やつれたというより無駄をそぎ落とした、姿だった。
この一文!!
あの時、すれ違ったのはもしや彼ではなかったのか!!。
はたしてこんな偶然があるのかどうか?
答えは聞いていないのだけれど、あの姿は太郎氏だったと思う私がここにいます。
コメント