吉備高原の季節

昨年夏、植物の移動を行いました。 年が開け、心配された花々も芽吹いたり、花を着けたり、一安心です。 移動させたことによっていままでで一番、花を多く着けたツツジです。

毎年咲く白い花。 今年も咲き始めました。

水仙の株を移動した場所に見慣れない花が咲きました。 もちろん葉の形は水仙と違い、それでもアヤメとかショウブの種類ではないかとおもっていました。 赤茶色の蕾みが出来て、はたしてどんな花が咲くのだろうと思っていたら、 今日になってなんとも予想外の花が咲きました。 この花の名は？

標高４５０mあたりの我が家から山をくだり倉敷に向かう道中の車窓。 今月頭からコンスタントに通うようになり岡山市側に降りるのとは違った風情を楽しんでいます。 東南に向かうのと、西南の方向へむかうこと、微妙に感じる季節が違います。 桜が咲き、そして散りました。 山々に鮮やかな緑が輝いています。 倉敷や、岡山など平地はすでに濃い緑の季節。 我が家の回りは、今がやっと新緑の季節。

カリンの花が満開です。 今年はいつもに比べてことのほか花が多いように思います。 淡い紫色のツツジが終わり、シャクナゲなどが咲き始めました。 椿も種類によってはまだまだ咲いています。 さわやかな風、甘い花の香り。 車のボンネット、屋根、細かい埃のような層が出来ています。 ふと気づけば、黄砂が積もっていました。 たしかに困りものですが、 遠く中国から飛んでくると思うと、また違った感慨もわいて来ます。 大津の自然、文化の情報を発信している「すきわ草子」へもどうぞ。 http://sukiwaotsu.exblog.jp/

初夏です。日中なんとこの山の上でも２５度ありました。 近くの山々が若葉色に輝きます。 何本か山桜の白い色が見え隠れ。 ふと気づけばフジの花が！。 落ち葉の中からタンポポが出ています。 半袖でちょうど良い一日でした。

家の裏にある山桜。 自生です。 引っ越して来た時、姿はありませんでした。 あれよあれよと言う間に大きくなり、４年ぐらい前から花をつけるようになりました。 同じ山、ほんの１０メートルと離れていない場所の山桜はとうに散りました。 それが今日、満開です。 正面南斜面にある山桜は未だ２分咲き、いましばらく楽しませてくれそうです。

八重桜が咲きました。 今年は花が全部で６ッつです。 山地で肥料も少なく、コナラの下にあります。 大きな花です。

イカリソウといいます。 不思議な姿をしていると思いませんか？ 庭に見つけて何年か過ぎました。 毎年決まった場所に咲きます。 急激に大きくなったドングリの木と山桜、昨年夏、枝をはり、伸ばして 地面を覆うようになりました。日陰となった立ち木が弱り、またデッキ の修理などもあって、地面を掘ることになったのです。 このイカリソウも移動を余儀なくされました。 ナルコユリ、スズラン、アマチャ、ギボシ、イカリソウ。 はたしてちゃんと芽を出してくれるか？と思っていましたが、 それぞれ芽吹き、ホッとしたこの春です。

久々にまとまった雨が降りました。 桜の花びらがグレーの車を彩ります。 コナラの木に若葉色。小さな葉が出て来ました。 ソメイヨシノは終わったけれど、山桜はこれからが本番。 スズランの葉が堅い地面を割って出て来ました。 地面に白いタンポポ。 昨年と同じ場所に咲いています。

月の欠け際。 月の満ち欠けでよく見える場所が変わります。 望遠鏡を覗くようになって、 月がいつも同じ面を地球に見せている不思議を改めて思います。 微妙に月も揺れて、欠け際、見える部分が少しだけ変わるのだとか。 望遠鏡とデジカメで撮影するようになって、満月のような全体像より、 欠け際がよくわかる月齢といったものが気になるようになりました。 久々に満月近い月齢を撮影しました。 月は本当に明るいです。

さあ寝よう！と電気を消すと、窓から思いのほかの明るさが。 障子ごしに木々のシルエットが揺れています。 道の外灯は消えた時間。 窓を開けるとやはり月でした。 満月は昨夜だったのでしょうか。 少しだけ欠けています。 山で暮らすようになってじっくりと月を眺めるようになったような気がします。 桜の花と満月。画題としてよく取り上げられるこの組み合わせ。 怪しくもあり。やさしくもあり。 風に揺れ、花びらが舞います。 道に木々の影が落ちています。 秋の月焼けしそうな強い光ではないけれど、明るい夜です。

水仙が咲いています。 ソメイヨシノの蕾みが膨らみ、いくつか花を咲かせ始めました。 レンギョウが咲き、匂いすみれが咲いています。 椿の花が咲いています。 早い春からやっと春本番です。